続・ほのぼののなかみ

気になったこと。派生、脱線、発見ブログ

「アルジャーノンに花束を」から見える繋がっているこの世界

ひらがなばかりで誤字交じりの文章で綴られる「けえかほおこく1」から始まる作品

アルジャーノンに花束を

 

読み始める前から大まかなストーリーは知っていました。読みました。

 

あっ、泣く。このまま読み進めたら泣く。そして文字から目を離しても、じわじわと目にたまっていく涙、こぼれ落ちました。

 

 

当たり前ですが、ストーリーを知っていることと、実際に読むことは全然違いますね。

 

 

今回読んだのはこちら↓

アルジャーノンに花束を」[新版] 作者ダニエル・キイス 訳者小尾芙佐 早川書房

 

こちらはアメリカ合衆国の作家ダニエル・キイスによる1966年の作品「Flowers for Algernon」が原作の訳書です。

 

32歳になっても幼児なみの知能しかない青年が手術により知能が向上していくことで知る、愛や憎しみ、喜びや孤独、人の心の物語です。

 

「Flowers for Algernon(アルジャーノンに花束を)」を原作とする作品は数多くあります。アメリカ、カナダ、フランスなどで映画化されていたり、日本でも何度かドラマ化、舞台化されています。wikipedia先生情報)

 

映画化、ドラマ化されたそれらの作品を私は観たり、読んだりしたことがありません。

 

ですが、手塚治虫「ヤジとボク」を読んだことがあります。

tezukaosamu.net

こちらの作品は手塚治虫が「アルジャーノンに花束を」をモデルにして書いた短編作品です。初めて読んだのは、もう20年以上前、私が高校生の頃です。

 

すごくすごく大好きな作品です。

 

今回「アルジャーノンに花束を」を読むきっかけになったのは、この作品をモデルにして「ヤジとボク」が書かれたと知ったからです。

 

そして、この記事を書くにあたってネットで調べていて驚いたことがあります。

 

私が同じく20年以上前に好きで聴いていた音楽にBOØWYがあります。そしてBOØWY解散後の氷室京介の作品も好きで聴いていました。氷室京介好きならもうピンと来ているかもしれませんね。解散後の1枚目のアルバムタイトルがまさしく「FLOWERS for ALGERNON」です。「アルジャーノンに花束を」に感銘を受けた氷室が原題をそのままアルバムタイトルにしています。そして、このアルバムからのリカットシングルとして「DEAR ALGERNON」を発売しています。

 

20年以上前に読んだり、聴いたりしていたものがこんなに繋がったことに驚きました。

 

今日久しぶりに「DEAR ALGERNON」を聴きました。あの当時より深く、歌詞の温かみを感じられた気がします。

 

多くの人、作品に影響を与えた名作「Flowers for Algernon(アルジャーノンに花束を)」ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

DEAR ALGERNON

DEAR ALGERNON

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