「カブトムシさんケーキだよ」
ブッタとシッタカブッタ② そのまんまでいいよ 小泉吉宏
さらっと読めて、どきっとさせられる本です。
どんな本なのかを紹介するのにAmazonの紹介文を引用させてもらいます。
「たくさんの悩めるブタの姿を通して、心のしくみやものの見方がわかる4コママンガ。悩んでいるあなたを救ってくれるのは何だと思いますか? 誰かや何かに頼るのではなく、ものの見方を切り替えて考えてみると心はずっと楽になります。自分を変えよう!なんて思うのはやめて、立派でもダメでもない「そのまんまの自分」をみつめよう! 「心」を語るマンガエッセイ、シリーズ第二弾」
シッタカブッタ君がカブトムシさんに食べ物をあげています。
「カブトムシさんケーキだよ」
「カブトムシさんオムライスだよ」
「カブトムシさんビーフステーキだよ」
「ありゃー飢え死にしちゃった・・・ごちそうぜんぜん食べないんだもん!」
これは78頁『自分の好みは相手の好み?』の文言です。
当たり前じゃないかシッタカブッタ君!カブトムシさんにそんなものあげても食べないよと言いたくなりますね。でもそれは私がカブトムシさんの好みをシッタカブッタ君より知っているから言えるのです。でも、別のケースだったらシッタカブッタ君のように相手が欲していないものを与え続ける私がいるかもしれません。
「もっとこうやったらいいんじゃない?」
「もっとああやったらいいんじゃない?」
「もっとこう考えたらいいんじゃない?」
相手が欲してもいないアドバイスを与え続けてしまっていることはないだろうか?
相手が欲しいのはアドバイス?
自分が相談した時に欲しいものが具体的なアドバイスだったとしても、相手も自分と同じだとは限りませんよね。
このようなケースがいろいろありそうです。
ついつい、自分の物差しだけで考えてしまいそうです。
勝手な思い込みがありそうです。
その勝手な思い込みに気づけるかどうかがポイントになってきそうです。
相手を理解しようとすることが大切ですね。
「ブッタとシッタカブッタ」
気付きをもらえるオススメの本です。